Column No.23
二地域居住は地方移住の1stステップ 都会の喧騒を離れ栃木に暮らそう
近年、働き方改革やライフスタイルの多様化が進み、地方移住を考える方が増えてきています。充実したセカンドライフを望む中高年だけでなく、20代〜40代でバリバリ働いている方や子育て中のご家族も、より豊かで良い環境での生活を営みたいと考え、移住を決意する方が多いようです。
地方移住が話題となる中、完全移住ではなく『二地域居住』という新たな移住の方法が注目を集めています。
二地域居住から始める地方移住について、また二地域居住にオススメの地域について解説いたします。
二地域居住から始める地方生活
東京・大阪・名古屋などの大都市からの地方移住。のびのびとした暮らしに憧れがあっても、暮らし慣れた家を離れることへの抵抗を感じてしまうのは自然なことでしょう。大都市には大都市の良さがありますし、生活するうえでは都会ならではの便利さがあるのも事実です。そこで、大都会と地方暮らしの良いとこどりができる移住方法として、二地域居住が注目されているのです。
二地域居住の定義や完全移住との違いについて解説いたします。
二地域居住とは
二地域居住とは、言葉の通り二つの地域に家を持つライフスタイルのことです。二拠点居住やデュアルライフといった言い方もあります。
今住んでいる家を残したまま、地方に家を持つ二地域居住なら、現在拠点としている場所を確保したまま、地方での生活を始めることができます。仕事や学校がある平日は都会の家に帰り、週末や連休など休みの日は地方の家で過ごす方法や、地方の学校に子供を通わせ、親は都会の会社に勤める方法など、それぞれのライフスタイルに合わせて自由な暮らし方を選択できるのです。
仕事を変えずに地方移住したい方や地方で子育てしたい方だけでなく、キャンプやアウトドアが趣味で自然豊かなところに拠点を持ちたい方、農業・林業にチャレンジしたい方などが二地域居住を実践しています。
二つの家を持つというと「維持管理などが大変なのでは?」といった不安もあるかもしれませんが、国土交通省や各地方自治体が二地域居住を推奨・サポートしているため、最近では二地域居住を始めたい方への支援やサポートが充実してきています。
完全移住との違い
地方移住の方法には、二地域居住の他に『完全移住』があります。完全移住は、現在住んでいる地域から家を引き払い、地方に完全に拠点を移すことを言います。仕事の拠点や教育の拠点も全て地方に移すのが特徴です。
一般的に地方移住というと、完全移住のイメージを想像している方が多いようです。実際、リモートワークなどが普及する前までは、地方移住=完全移住というのが定式でした。
しかし、リモートワークが普及した今、それぞれが働き方やライフスタイルを柔軟に選べるようになり、移住の方法も選択肢が広まってきたのです。転職せずに地方移住できれば、収入の心配もいらないので、将来の見通しも立てやすく、そのうえ二地域居住なら都会での生活も維持できるので、移住に対する心理的なハードルも低くなります。
二地域居住のメリット・デメリット
新たな移住方法として注目されている二地域居住ですが、もちろんメリットばかりではありません。メリットとデメリットをしっかり理解してから移住を検討しなければ、思うような生活を築くことは難しいでしょう。
二地域居住のメリット・デメリットについてそれぞれ解説いたします。
二地域居住のメリットとは?
これまでお伝えした通り、二地域居住は二つの地域に拠点を持つことで「都会暮らし」と「田舎暮らし」両方の良さを手軽に体感することができます。
まず都市部にくらべれば、地方は土地の価格が低いため、同じ予算なら都市部より地方の方がより良い家で暮らすことができます。リモートワークがメインになったことで、仕事用の部屋が欲しくなったという方も、地方なら程よい広さの仕事部屋を作ることができるかもしれません。
また、パートナーが農業や古民家カフェなど、地方で出来るビジネスを始めたいと考えている共働きの夫婦も二地域居住にすることでお互いのやりたい仕事を続けながら生活を共にすることができるでしょう。
他にも、完全移住を視野にいれトライアルとして移住をしたい方など、移住の手始めとして二地域居住を選ばれる方も多いようです。
二地域居住のデメリットとは?
二地域居住は家を二軒持つことになるため、二軒分の水道光熱費がかかります。また、家具家電など、最低限の生活必需品も2軒分必要になるため、初期費用もある程度かかるでしょう。地方から都市部へ通勤・通学する場合は、電車賃やガソリン代などの交通費も考慮しておかないといけません。
他にも、住民票はどちらかの自治体に置いておかなくてはいけないため、住民票が無い地域では公共施設の利用が制限されてしまったり公的サービスを受けるのに手続きが必要になったりする不便さがあります。
しかし、これらのデメリットを理解しておけば、二地域居住で困ることはほとんど無いと言えるでしょう。
二地域居住なら栃木がおすすめ
今、二地域居住先として、特に注目を集めているのが「栃木」です。
栃木の県庁所在地の宇都宮駅から東京駅までは新幹線で約50分と、都心からのアクセスも良好です。リモートワーク中心で月に4〜5回都心のオフィスに通うという方なら、ちょうど良い距離感ですね。また宇都宮市・栃木市・佐野市など、程よく栄えた市が県内各所にあるので、豊かな自然と利便性どちらも兼ね備えた県と言えるでしょう。
日本百名山のひとつである男体山や一級河川の鬼怒川などが四季折々の表情を見せてくれるので、キャンプや釣りなどアウトドアを楽しむにも最適な場所です。肥沃な大地が広がっているため、農業を始めたい方にもオススメです。
そのうえ、子育て支援も充実し、地方ならではの伸び伸びとした環境が広がっているため、二地域居住での地方暮らしにうってつけの場所として人気が高まっているのです。
栃木の魅力をエリアごとにご紹介いたします。
宇都宮・真岡地区・鹿沼地区(県央エリア)
栃木県の中心部、県央エリアには県庁所在地である宇都宮市や益子焼で有名な芳賀郡がある地域です。
県央エリアは子育て世代の移住先として特に人気が高いエリアになります。宇都宮駅には新幹線やJR湘南新宿ラインが通っているため、都心へのアクセスも良好です。また、子育て支援施設や文化施設も充実しているので、教育に力を入れたいという方からも支持を得ています。
県庁所在地の宇都宮市は人口も多く、スーパーやデパートなどの商業施設も揃っています。出産・不妊治療、子育て支援など子育て世帯向けのサポート制度が充実しているのも大きな魅力のひとつでしょう。実際に、共働きで子育てがしやすい街ランキングでは全国2位を獲得しています。
24時間年中無休で子育てに関する質問や生活に関する質問にAIがLINEで回答してくれる「教えてミヤリー」といったサービスも、とても便利だと注目を集めています。地方暮らしがしたいけれど利便性は確保しておきたいといった方や、いずれは完全移住を考えているという方におすすめのエリアです。
日光・那須・塩谷地区(県北エリア)
日光東照宮で知られる日光市、日本有数の避暑地として知られる那須塩原など、自然豊かな県北エリアは、関東圏で手軽に田舎暮らしをしたいという方に人気のエリアです。高原ならではの景観も魅力のひとつです。
観光名所としても知られるエリアですので、昔ながらの景色を保ちながら利便性のある街づくりが進んでいます。都市部で得たスキルで新たに起業を考えている方やカフェ・飲食店などを開きたいという方にもおすすめです。
また、避暑地として有名な地区だけあり、夏でも過ごしやすい気候です。冬にはスキーも楽しめます。空気も澄んでいて温泉街もあるので、ゆったりとした地方ならではの生活を楽しめるでしょう。
都内だけでなく、福島・仙台へも比較的アクセスが良好なので、休みの日には日帰りで東北旅行を楽しむこともできますね。
足利市・佐野市・栃木地区(県南エリア)
県南エリアはあしかがフラワーパークや佐野市のアウトレットなど、都内から日帰りで訪れることができるレジャースポットが豊富な地域として有名です。新宿まで電車・車ともに1時間半程度で着くので、県南エリアから毎日通勤で都内に通う方も数多くいらっしゃいます。
全国各地で広まる空き家バンク制度ですが、栃木市の「あったか住まいるバンク」は成約率が全国トップクラスなことで有名です。リフォーム費用や家財道具の処分にかかる費用の補助などが受けられることから、金銭的負担が少なく、誰でも利用しやすいのが魅力です。
佐野市近辺は、若い世代に人気のレジャー施設が多いことから活気があり、若年層の移住者からも人気の地域です。美術館や博物館、史跡もあり、教育環境も十分に整っています。
県南エリアは農業支援も充実しているので、これから農業を始めたい方にもオススメです。特に生産量日本一の「いちご」やお米の生産が盛んです。自給自足生活に挑戦したい方や休みの日に畑仕事を行う週末農業を始めたい方にピッタリの移住先といえるでしょう。
栃木県全域の移住支援・子育て支援
栃木県の多くの自治体で、空き家バンク制度や就農制度など、移住者向けの充実した支援策が用意されています。空き家リフォーム・改修の補助金制度など、金銭面でのサポートも受けられるので、移住にかかる初期費用を節約することが可能です。
また、栃木県は子育て支援が手厚いことでも知られています。放課後の子供を無償で預かるサービスや子育てに関する行政相談窓口の充実、また栃木県全域で高校三年生までの医療費が全額無料化されているのも嬉しいポイントですね。
栃木県は統計上、地震や水害などの自然災害が比較的少なく、安全な県だと言われています。内陸県なので、地震による津波の心配もいりません。気候も穏やかで、自然が豊かな地方で暮らしたい方にとって丁度良い地域といえるでしょう。
栃木県総合政策部地域振興課が運営している栃木県移住・定住促進サイトもご覧下さい。
「ベリーマッチとちぎ」(https://www.tochigi-iju.jp/)
快適な移住生活の鍵は「住まい」に有り
快適な二地域居住をするためには、住まい選びが重要です。「移住先でどんな暮らしをしたいのか」「将来的にどのように暮らしたいのか」など、複合的に考えて住まいを選びましょう。都会では難しかった理想の家づくりも、広い土地がある栃木なら実現可能です。ガレージのある家、庭木・ガーデニングを楽しめる家、ウッドデッキのある家など、こだわりを詰めた住まいを考えましょう。
ネクストハウスデザインでは、栃木で二地域居住を始める方のための家づくりをお手伝いしておりますので、二地域居住生活を実りあるものとするための家づくりのポイントについてご紹介いたします。
自然素材を使った温もりのある家
栃木の自然に魅力を感じて移住するなら、その美しい風景や景観と調和する住まいが必要です。
ネクストハウスデザインでは、四季折々の美しい表情が映えるよう、木材や石材などの自然素材を使い、それぞれが引きたつようなデザインをご提案しています。無垢材やモイスなどの自然素材を使ったナチュラルな雰囲気の家や、ガルバリウム鋼板を外壁にあしらったスマートでモダンな平家など、栃木の景色に馴染むステキな住まいを準備しましょう。
TIMELESS STANDARD
ネクストハウスデザインでは、「TIMELESS STANDARD」というコンセプトを掲げて家づくりをお手伝いしています。広さ・高さ・明るさ・素材・価格、5つのSTANDARDをもとに、栃木で新たな生活を始める方々が、理想の生活を送る拠点としてふさわしいTIMELESSな家をご提案いたします。
栃木に住むならネクストハウスデザイン
1947年に創業した宇都宮市の工務店ネクストハウスデザインでは、栃木に移住する方の住まいづくりをサポートしています。栃木の魅力を知り尽くした工務店だからこそ出来る、栃木の自然と調和した普遍的な家づくりをし続けて75年。栃木での理想の暮らしを応援する家づくりをサポートいたします。
宇都宮市内はもちろん、さくら市や益子町、小山市など、栃木県全域での新築・リノベーションの施工・ご相談を承っております。
栃木への二地域居住を検討中の方は、是非一度ネクストハウスデザインにご相談ください。
また、ネクストハウスデザインでは栃木の美しい風景や景観と調和したモデルハウスを公開しています。
栃木へお越しの際には、是非一度こちらへも足を運んでみて下さい。