里山のおおらかな自然を見渡せる場所に、外とつながるように建つ、スタイリッシュな佇まいの平屋「COVACO」。片流れ屋根にオータムレッドのガルバリウム外壁が個性を放つ。

ー家づくりのきっかけは？

奥さま　結婚したら家を建てる！これは、ずっと夢だったこと。ただパパは家を建てる気がまったくなくて、ひとりでネット検索をして、理想の家を探していました。ネクストハウスデザインさんの「COVACO」と出会ったのも、そのときですね。憧れだった平屋に、無垢の床とむき出しの梁。まさに“思い描いていた家が目の前にある！”という感じで、一瞬で惹かれてしまいました。

ご主人　その後すぐ夫婦で「COVACO」のモデルハウスへ。ママに「もう電話で予約しちゃったから」と言われ、選択の余地なく連れて行かれたわけですが、笑。ただ今思えば、「COVACO」に一歩入ったときから、こんな家なら建ててもいいかな～という気分になっていたと思います。木の匂いとか、家の空気感とか、そういうのがとても心地よくて。

奥さま　実物の「COVACO」は画面で見ていた以上に素敵で、暮らしのイメージが広がりました。そのときすでに私の心は決まっていましたが、担当の溝延さんが「ほかもいろいろ見てまわって決めた方がいいですよ」と言われて。

ご主人　それならと、自分たちのまわりで建てている人が多い住宅メーカーに１社行ってみたんですが、なんか疲れてしまったんです。「もっとほか行く？」「もういいんじゃない」みたいな感じに夫婦でなりました。

奥さま　私はずっとネット検索してきたのでネクストハウスデザインさんが最終案でしたが、ほかを見たことで、やっぱり自分の好きなテイストの家がいい！と再確認することができました。

ーここは、とても自然豊かな場所ですね。

ご主人　この土地は、私の祖父母から譲ってもらったもので、家を建てるならこの場所というのは最初からほぼ決まっていました。

溝延　初めてこの場所を訪れたとき、南北に自然が広がっていて景色がいいな、と。この景色を暮らしに取り入れられるよう、南と北の両方向に大きな窓を設けることを提案しました。

奥さま　朝起きたらまず一番に東側の大きな窓のカーテンを開けます。目の前には朝日とともに、春と夏はあふれる緑、秋は真っ赤に紅葉した木々、冬は雲がかった里山の風景が広がり、気持ちがいいですね。いつも間近で自然を感じながら暮らすことができます。

ご主人　リビングにいてもダイニングにいても自然を見渡せるので、家でくつろぐときも窓を眺めていることが多いです。TVはほとんど見ませんね。

奥さま　キッチンに立つと、両方の窓から視線が抜けて開放的！南側の窓からは庭も見渡せるので、パパと子どもが走りまわって遊ぶ姿を見ながら家事ができることもいいですね。家を建ててよかったな、と思う瞬間でもあります。

ー家づくりでこだわったことは？

奥さま　我が家のベースは「COVACO」になりますが、そのつくり自体が気に入っているので、標準の間取りからあまり変えていないと思います。平屋を理想としたのは、２階に子ども部屋を設けず、将来的にも家族みんなで集まれる家にしたいと考えたから。「COVACO」は、家全体がワンフロアでつながっているので、どこにいても家族の様子が分かるし、家族だんらんの時間も自然と生まれる間取りだと思います。

ご主人　この家は廊下がなく、空間を無駄なく使っているので、生活空間もひろびろ。収納棚やクローゼット、シューズクロークなど、造作の棚や家具もたくさん作ってもらったので、すっきり暮らすことができます。

奥さま　どうしても譲れなかったのはキッチン。ウッドワンのフレームキッチンを提案してもらったときから、もうそれしか考えられなくなって。何かのドラマで見たこともあったんですが、黒のアイアンと無垢の木の組み合わせがかっこよく、キッチン自体がインテリアになる見た目に惹かれました。

溝延さん　ただご主人と一悶着あったような、笑。

ご主人　軽自動車１台分ぐらいの値段になるので、それはもう、笑。でもこの家で暮らしはじめてから、ママは毎日ご機嫌ですね。

奥さま　一番苦手な家事は洗い物ですが、ミーレの大きな食洗機も入れたので、本当に助かってます。食洗機は１日１回まわすだけ。その分空いた時間は子どもたちと遊ぶことができます。子どもに「待っててー」と言うことが少なくなくなりましたね。

ーこの家で暮らして１年３ヶ月とのことですが、住み心地はいかがですか？

ご主人　益子の中でもとくにこの辺は寒さが厳しい場所ですが、家の中はあたたかく、エアコンの暖房はほとんど使いません。こたつがあれば十分です。

奥さま　以前は、しもやけに悩まされてきましたが、この家で暮らしてからはそれもなくなりました。冬でも無垢の床はあたたかくて快適です。

ご主人　春と夏はラグを敷かないので、子どもと床でゴロゴロ寝っ転がっていますが、とても気持ちがいいですね。

奥さま　窓を開ければ、家中に風が通り抜けて爽やか！夏は夕方になるとエアコンを消して窓を開けて過ごすことができます。

ご主人　ネクストハウスデザインさんの家は、デザインばかりに目がいきがちですが、実際に暮らしてみて、住みやすさにもとても満足しています。例えばコンセントなどもそうですが、ふだん生活するのに必要なものをより使いやすく工夫してあることに気づきます。

奥さま　担当の溝延さんが提案してくれたインテリアも素敵で、それにときめいて、照明などはほとんどお任せです。

ご主人　こちらが希望を伝える際に抽象的なことばになってしまても、溝延さんがその場でデッサンを描いてくれて、「はいそうです！」みたいなやり取りもできてありがたかったです。漠然としたイメージを的確にカタチにしてくれるので、やっぱりプロだなっと感じましたね。

奥さま　溝延さんは営業感がなく、家族の一員になって、自分の家を建てているかのように進めてくれたことがうれしかったです。

溝延さん　こちらにお邪魔させてもらうと、勝手に座ってくつろぎはじめちゃうんですよね、笑。

奥さま　私も、ちょっと娘を見ててもらっていいですか、みたいになってしまって、笑。

ご主人　家は３回建てないと満足できない、というようなことを聞きますが、溝延さんはそうならないように親身に相談にのってくれて感謝しています。

ーこの家で楽しみにしていることを教えてください。

ご主人　この家は、人を呼びたくなる家。夏は庭で仲間とBBQをするのが楽しみですね。大きめの縁台をつくってもらったので、雨が降っても軒下でBBQが楽しめます。

奥さま　休日も家で過ごすことが多くなりました。自分の家の庭ならギリギリまで外で遊べて、公園に行くよりもいいんです。娘は、走ったり、踊ったり、砂遊びをしたり、毎日元気いっぱい。下の子もそろそろ歩きはじめるので、賑やかになりそうです。

ご主人　昨日は庭にテントを張って、夜は焚き火を囲み、お湯割り片手にゆっくり過ごしました。まわりが暗いので、見上げると星空がすごくきれいでしたね。ただあまりに寒くて家の中で寝ましたが、笑。子どもたちがもう少し大きくなったら、家族みんなで庭でキャンプができたらいいな、と。あとは、子どもたちが自分の友だちを連れてきて、たくさん遊んでもらえたらうれしいですね。

栃木県益子町K様ご家族と担当の溝延